ガルの随筆

随筆的なアレ

おひとりさま

 

コロナが流行って、よかったこともなかったわけではない。

 

まず在宅勤務の文化が一気に確立されたこと。

 

これはたった1年の間に10年、いや数十年レベルの進歩を遂げた。

 

もちろん、職業柄在宅勤務が一切できない方々には敬意を払わないといけないわけで。

 

それでも通勤客が減少したり、恩恵が一切ない人は多分いないでしょ。

 

個人的にもう一つ感じるのは、

 

おひとりさま のハードルが下がったことだ。

 

飲食店の座席にはアクリル板などの仕切りが置かれることが増えて、

 

隣の座席の人の顔が見えない場合がよくある。

 

もともと他人のことをチラチラ見ない人には関係ないのかもしれないが、

 

私のように特に意味がなくても他人のことをチラチラ気にしてしまうタイプの人間にとってはこれが非常にありがたい。

 

いわゆる一蘭スタイルで食べ物にだけ集中すればいいわけである。

 

おひとりさまといっても、種類によって難易度が格段に違うわけで。

 

例えば1人牛丼や1人ラーメンなんて、おひとりさま難易度は最も低いだろう。

 

女性からしたらなかなか難しいでしょうけど、我々男性にとってはもう無意識レベル。

 

ちょっとランク付けをしてみた。

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おひとり神 焼肉

 

おひとり猛者 回転寿司(駐車場でかくて家族いっぱいのとこ)

 

おひとりベテラン ファミレス

 

おひとりアマチュア 居酒屋

 

おひとり無意識 牛丼チェーン、ラーメン

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当の私はこのコロナ禍以前はおひとりアマチュアでした。

 

居酒屋は何回か1人で行ったけど。

 

なんとこのコロナ禍で、おひとり神にランクアップしました(後光)

 

もちろんファミレスも回転寿司も行った上でですよ。

 

もう勢いでクリアしていけば恥なんてものななくなるし(そもそも恥でなんてないのだが)

 

1人焼肉では食べ放題をチョイスするというひとりバキュームっぷりを披露。

 

入店して、席についてですね。

 

あらかじめ予習していたシステムを、しっかりと店内メニューで復習していざ注文。

 

「○○コースで」

 

本田圭佑もびっくりのメンタリティで店員さん(席に案内してくれた人とは別)もたじろい気味。

 

ここで店員さんが「えっと、お二つ。。。」と言い出した。

 

あ、なるほど。最初は肉を2種類オーダーして

 

それがついてから食べ放題メニュー頼めます 的なやつか。

 

よくあるやつね。

 

「あーっとぉ・・・」 

 

最初はやっぱタンでしょ なんてメニューを見ていたら店員さんが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お、お二人様ですか?」

 

😇

 

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気づいたらお腹いっぱい肉を食べたはずなのに、

 

全て記憶が飛んでバイクを飛ばして帰っていました。

 

もちろんおひとりさまで。

 

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