ガルの随筆

随筆的なアレ

最近ミスドでキッズがバチボコに行列を作っている話

好きなラーメンチェーンを3つあげよ。

 

と言われたら

天下一品、藤一番、ミスド

 

と答えるぐらいにミスドの汁そばが好きだ。

 

あのあっさり味は唯一無二で、晩飯や昼飯といった感じではなくておやつで食べるのが一番おいしい。

 

飲茶 として販売されているあたりが素晴らしい商品だなと、つくづく思う。

 

汁そばだけじゃなくドーナツももちろん好きで、

 

最近なぜか無性に食いたくなって仕事の帰りに買うことがある。

 

思えば、学生の頃にカフェオレ飲み放題を利用して乞食のごとく勉強に入り浸ったことはあれど、

 

自分1人でテイクアウトするのはこの歳になるまでなかった気がする。

 

金曜日、帰り道に寄ってみるとポケモンコラボの商品が売りだしていた。

 

時間が閉店間際だったこともあってかあまり客はいなかったのだが、

 

別にコラボ商品を買わなくてもポケモンデザインの袋がもらえたりしてなんだかうれしかった。

 

金、土でぺろりと食べてしまった私は、今日バイクの整備やら諸々用事があったのでいつもと違うミスドへ向かった。

 

日曜の昼間、家族連れでにぎわうショッピングセンターの1Fに位置するミスドだ。

 

ろくに髪の毛もセットしない状態で、一応顔だけは洗ってワークマンの防寒着に身を包みながら特に何も考えずミスドへ向かう。

 

ビビった。

 

行列、行列。

 

半端ではない行列ができている。

 

並んでいるのは家族連れ、あとはほとんど小学生ぐらいの子ども。

 

自分の前には女子中学生と思わしきジャージの子が友達同士で並んでいた。

 

おいおいまじかよ・・・。ショッピングセンターでこんな行列に並ぶのは小学生の頃にベイブレードの先着順販売に来た時以来だ。

 

とそんなことを言っても抑えきれないドーナツ欲求を満たすためには並ぶしかない。

 

この試練を乗り越えないとオールドファッションは手に入らないのだ。

 

行列の理由は上述のポケモンコラボだ。

 

ポケモン妖怪ウォッチ鬼滅の刃。こいつらはキッズを呼び寄せる。

 

恐らく同じ光景を見たら並ぶのに躊躇する成人男性は多いだろう。

 

だが私は丸の内のタピオカ店でOLやJKが行列を作る中に1人で並んだこともあるぐらいには、目的のためなら手段を択ばない。

 

無心で列が減っていくのを待つ。

 

前に並んでいる女子中学生たちはどうやらドーナツビュッフェというドーナツ食べ放題を利用しているようで、

 

一度ドーナツが乗っていたと思わしきお皿を手に再度並んでいた。

 

気を抜くとドーナツ5,6個ぐらいはペロリしてしまう私だが、

 

さすがに1日3つ以上食べるのは少し罪悪感が出てくる歳になってしまった。

 

若いっていいな そんなことを考えていたのだが前の女子中学生たちはまた5つ6つとドーナツやパイを選んでいた。

 

多分、中学生当時の自分でもこの子たちには敵わないな。

 

そんなことを考えているうちに自分がドーナツを取る番が来ていた。

 

普段行く店は店員が取ってくれる店なので、自分で選んで取れるのは気楽でいい。

 

ただこういうシチュエーションになると「落とすなよ落とすなよ・・・」と自分の中の誰かがプレッシャーをかけてくる癖は子どもの頃から抜けない。

 

コラボをやっていようがブレずに自分の好きなものだけを買って帰ろうと思っていたのだが、

 

あまりにみんながポケモンのドーナツを買うもんで、流石にポケモン世代としては手を出さないわけにはいかなくなり1つだけ買ってしまった。

 

このミスドの細長い箱を見たらワクワクしていた昔を少し思い出す。

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ピカチュウのドーナツとあとはラッキーやボールをあしらったドーナツがあった。

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(まさかiPhoneポートレートピカチュウのドーナツに使うとは思わなかった。)

 

それにしてもこういうキャラもののコンテンツ威力はすさまじい。

 

PS5が発売されたばかりだが、毎回ハードスペックでは劣りながらも対等以上に闘う任天堂がいい例だろう。

 

ちなみにタピオカの行列に1人で並べる私は、

 

全身ユニクロの状態でユニクロに入ることも全然余裕である。

 

ただなぜか。なぜかワークマンのジャケットを着た状態でのワークマンだけは異常に恥ずかしいということが今日のミスドの帰り道によく分かった。