ガルの随筆

随筆的なアレ

アンビバレンス

アンビバレンスとジレンマの違いが難しい。

 

アンビバレンスはご存じ"両面価値"で、

ある者に対して背反する感情が沸くことである。

 

この人のことを好きだけど憎い。

 

など。

 

痩せたいけど王将のチャーハンは食べたい。

運動はしたいけど面倒くさい。

 

など。

 

あ、最後の二つは運動の方だけ正しいよう。

 

「痩せたいけど運動するのは面倒くさい~ジレンマ~」と舐めたことをぬかす奴もいるが、

 

ジレンマは、どちらを選んでも不利益があり、選ぶことができないことを指す。

ちなみに選択肢が3つの場合はトリレンマという。

 (らしい)

 

・・・あれ?

 

今、私(と仮定する)は

痩せたいので運動をしたいと思っている。

が、運動をすることは面倒くさいとも思っている。

 

ここで、「運動」に対して

・健康になれる、痩せられる。

・走ったり、筋トレをするのは面倒くさい。

という相対する感情が沸いているので、これは"アンビバレンス"である。

 

一方で、痩せたいから運動をするべきと分かっているのに、

面倒だからやりたくないと決めあぐねている状況は、

運動するかしないかの選択肢で板挟みになっている"ジレンマ"でもある。

 

つまり、アンビバレンスでもあればジレンマでもあるというのはあり得るわけか。

 

逆に言うと、アンビバレンスが"感情"、ジレンマは"板挟み"なのであれば、

ジレンマな状況はアンビバレンスでもあるが、

アンビバレンスであるからと言ってジレンマなわけではないということなのだろうか。

 

うーん、わからん。

 

いずれにせよ、今私が考えているのは、

 

腹が減ったからセブイレ蒙古タンメンが食いたいが、

 

こんな時間に食べると太ってしまう。

 

ということである。

 

しかしながら、T-falがグツグツ音を立てていて、もうそろそろお湯が沸くということは、

 

アンビバレンスではあってもジレンマな状況からは脱しているということだろうか。